日本とカナダ。お国が違えば天気、暮らし、法律が変わってくるので、住宅事情も大きく異なります。
実は、ちょうど今引越し先選定中なんです。
カナダ東部では5月あたりから雪も溶けて引越しに適した時期。
先週は1日で15件以上も見て回ってました。
そこでいろいろ見比べてみて、改めて日本の家と違うな!と思ったところが多かったので、2部に分けてカナダの住宅事情を紹介します。
今回は「家の概要編」です。
ほとんどがアパートメント・戸建てのどちらでも通用することですので、カナダにワーホリで行くんだけど、カナダに住んでみたいんだけど、海外の家ってどんな特徴があるのかなと気になってる人は参考にしてみてください。
カナダで家の外観と内装、立地場所はどこまで気にする?
築年数は気にしない
日本と違って、カナダの住宅の資産価値はそれほど落ちません。
- 地震が少ないので(ないわけじゃないんですよ!)建物が痛まないこと
- 自宅を毎年自分で改装しているから内装も綺麗なままであること
そんなことから、逆に価値が上がることも少なくありません。
立地場所にもよりますが、再開発や人気のある土地ではもちろん、そうでなくても購入時よりも高い値段で住宅を手放すことができます。
特に比較的お手頃価格な家が多い東カナダ北部では、人生の間に2度も家を買い換えるなんていうのも珍しくなくて。
最初は嘘でしょ〜と思っていろんな人に聞いてみたんですが。
ケベックの田舎では新婚の頃は価格が低い家を買ったり家族から引き継いだりして費用を抑えて、家族が増えたら大きな家に引っ越すというのは普通だそうです。
築年数よりも「どれだけ住みやすいように手を加えているか」で価格が上がるのには驚きでした。
カナダ西部のウィスラーでは、富裕層による住宅の購入が相次いでいて、ローカルが手を出せないほど住宅価格が高騰してます。
前住んでいた家のオーナーは最初からいつか物件を売るつもりで、手をかけてウッドデッキも綺麗にしたり家の中も清潔に保ったりしていました。
築年数は経つものの、本人希望価格は土地価格も含めて購入時よりも高い1億円超えだそうですが、多分それでも売れるんじゃないかなと思うほど小綺麗で立地場所はいいですからね。
日光は家の中には取り込まない家多数
海外では家の中の物が色褪せるのを避けるかのように、あえて日当たりが悪いように立ててあったりする物件も多くあります。
学生時代に完全な北向きベランダのコンクリロフト付き物件に住んだことがあるんですが、それ以来日光のエネルギーを浴びれる重要さに気づいてから日当たりは重視してます。
(朝も日光がないと起きれないんです・・・。)
もちろん全ての家が日光を避けるスタイルではないのですが、わたしが出会った中では比較的家の中に日が注ぐ面積が少ない家が多かったです。
外国の家は部屋の中が薄暗いムーディーなのが多いから、個人的には余計明るくしたいですしね。
引越し先を探しててもコンパスアプリを片手に方角をチェックしてるほど、重要視してます。
セントラルヒーティングで家中あったか
基本的にカナダのほとんどの家がセントラルヒーティングでどの部屋もある程度あったかいです。
窓は二重窓、なんなら玄関も二重扉。
そして寒さ対策で窓に冷気ガードのプラスチックも貼ります。
真冬でも半袖で過ごすほどかというと、場所と設定温度にもよるでしょうがわたし達は秋の格好ですね。
カナダ東部では外がマイナス30度ほどにもなるので、それに比べたら全然暖かいんですけどね。
ただ家がそれなりに広いくてヒーターと二重使いすると、光熱費が驚くほど高くなるので要注意です。
地下1階、地上2階建の家で1ヶ月の光熱費が360カナダドル近くになったときにはしまった・・・!と思いましたよね。泣
(これでも日本の1/4程度の電気代と安めなんですけどね)
地下はそんなに寒くない
カナダではほとんどの戸建てには地下(もしくは半地下)があって、リビングや寝室のように部屋も分けられていてトイレも別についています。
わたしが最初に抱いていた地下のイメージは、コンクリ打ちっ放しでヒンヤリしてる感じだでしたが、実際に住んでみるとそうでもなくて。
家全体が温められるように建築されているからか地下でもそれほど寒くもなく。
あえての欠点といえば窓が小さいこと。
明るさに工夫が必要というだけで、思ったほど悪くはないかなと思えました。
地下の方が家賃が抑えられる賃貸が多いとはいえ、やっぱり日差しが好きなわたしは家探しは明るさ重視で探してはいます。
まとめ
家自体の外観の古さよりも、内装のメンテナンスや家の立地場所をしっかりとリサーチしてみてください。
リフォームしてあったり、逆に新しそうでも日差しを避けた位置だったりとさまざまです。
自分の優先順位を明確にして、譲れないところを決めておくと家探しもスムーズになりますよ。
[…] これからカナダで家を探す方や、海外暮らしを経験する可能性がある人は前編「日本とこんなところが違うカナダの住宅事情 -家の概要編-」も合わせて参考にして見てください。 […]