East Canada Diary

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Life 子育て

3日間で終える!アメリカ式トイレトレーニング

投稿日:2022年2月24日 更新日:

子どものオムツからの卒業、トイレトレーニング。スムーズに進めるには、どんな手順で何を用意したらいいか、わからないことも多いと思います。

わが家の第一子・長男は、アメリカ式とも言われる斬新な方法で、2歳3ヶ月の時に4日間でトイレトレーニングを完了しました。

今回は、実際に私たち家族が息子と一緒に行ったトイレトレーニングのやり方やコツ、準備したものを紹介します。

(なお、ここでご紹介するトイレトレーニング方法は、こちらの動画で紹介されているやり方に沿って実践しています。)

トイレトレーニングを始めたきっかけ

はじめての子育てということもあり、1歳半頃からトイトレは意識していました。

早い段階で子供用便座とおまるは用意していてたまに座らていましたが、嫌がったり立ち上がったり。奇跡的にタイミングよくトイレで用を足したのはたったの2回!もはや貴重なスペースを占有する邪魔な置物でしかなかったんです。

本格的にトイトレを決めたのは年上ばかりのデイケアに変わってから

4歳の子はもちろん、息子と数ヶ月しか変わらない子も早々とおむつを卒業済みだったこともあり。周りに合わせたという訳ではないのですが、このおむつを卒業した友達がいる環境だと、本人が前向きな気持ちで取り組みやすいかなと考えました。

年齢的に少し早いかなとも思ったのですが、情報収集をはじめて驚きました!2歳〜2歳半で始める人が多いんですね。

ちょうど長期旅行が取り消しになったタイミングで家にいる時間が増えたところだったので、ダメ元で試してみて合わなければ仕切り直そうと、軽い気持ちで決行することにしました。

トイトレを始める4つの前提

短期間でトイレトレーニングを終えるためには、絶対的に必要な要素があります。事前準備が重要になってくるのでひとつずつ見ていきましょう。

意思疎通ができる("Yes" と "No" がわかる)

2歳にもなれば、しっかりと自分の意思があります。子どもの意思が大人に伝わるような状況になっていないと成功は難しくなります。

言葉で "Yes" と "No" が伝えられるのが一番ですが、そうでなくても動作や仕草、親や保護者にのみ通じる癖でも構いません。

息子の場合は、"Yes" の反応は薄めでしたが、嫌なことは "No" としっかり言えていたので問題ないと判断しました。

普段の生活でのコミュニケーションを心がけ、自然とお互いが理解し合えるようになっていれば大丈夫だと思います。

「おしっこ」と「うんこ」が何かがわかる

言えなくていいんです。ただ、わかっていることが大切!

子どもに実物を見せてもいいですが、絵本を読んで楽しく伝えるのもいいですよね。トイレに関する本はいろいろありますが、私が息子に読んでいた本はこちら。

ヒド・ファン・ヘネヒテン (著), 松永 りえ (翻訳)

仕掛け絵本はめくる楽しさもあって大人も楽しめるのがいいですね。

この他にも、トイレを流す音が出るキャラクターの英語本や、イラストがお洒落なフランス語の物語本を現地で用意しました。

フランス語のデイケアにも通っていることもあり、バイリンガル環境のわが家では、トレーニングに必要な言葉は両方の言語で伝えています。例えば、おしっこは pipi(ピピ)、うんこは caca(カカ)という感じです。

これも両言語の絵本を読み聞かせることでカバーできました。とは言っても、本人は今でもうんこだったとしても「ピピ!」と言ってトイレに向かっていますが。

「濡れてる」と「乾いてる」がわかる

トレーニング中、パンツの状態を伝えるのに必要になる言葉です。

トレーニングを開始する数日前から、おむつを替えるたびに「ムイエ(Mouiller:濡れてるね)」「セッシュ(Sec:乾いてるね)」と常に言うようにしました。

この言葉も最初はフランス語で教えています。

「おむつは濡れてない?」と聞いて答えを伝えられるようになれば、パンツに替えてからもトレーニングが進みやすくなりますよ。

十分なトイレ間隔を保てる

2時間ぐらいトイレ間隔をあけられるのが理想です。夜やお昼寝の合間におむつが濡れないようになれば大丈夫です。

膀胱機能が未発達のうちは溜めておくのが難しいので、トイレに向かう間に漏らしてしまう... なんてことになりかねないですからね。

まだ心配な場合は、時を置いてから再チャレンジするのがおすすめです。

用意したもの

3日間のトイレトレーニングに向けて、必要なものを用意しましょう。

  • おまる・子ども用便座
  • パンツ(キャラパンツ(12枚)、ガーゼパンツ(6枚))
  • 捨てる用おむつ
  • パンツ型おむつ
  • シール台紙・シール
  • ご褒美のチョコ
  • 飲み物・ジュース
  • 3日分の買い出し
  • 3日間息子に付きっきりになる心の準備

パンツはガーゼパンツも含め、20枚近く用意しました。でも、わが家は毎日洗濯をするので10枚ちょっとあれば十分だったかも。ガーゼパンツは夜のお漏らしやお昼寝が心配な時だけしか使わなかったので、なくても良さそうでした。

とはいえ、どれくらい失敗するかは子ども次第なので、パンツは余裕を持って用意をしておいた方が気が楽だとは思います。

パンツになるとは言え、トレーニング中の夜寝る時やお昼寝ではおむつを履かせていました。普段はテープ型しか使ってなかったですが、パンツと同じ気持ちにさせるため、パンツ型おむつも用意しました。(カナダではパンツ型おむつは高いんです!)

忘れがちなのが、トレーニングを楽しくさせること

お手軽なのはシールですね。成功したらシール台紙にペッタンとシール貼り。シール台紙はお気に入りのキャラクター、しまじろうの台紙をネットから印刷しました。(無料で手に入るのがありがたい!)

それに加えて、特別ご褒美用にチョコを解禁!トレーニングで叱ったり気が滅入ったりしたくなかったので、お菓子で釣ることにしました。(えいや!)

m&mのminiサイズだとかなり小さめなので、罪悪感が少なくて済みます。

さらに、トレーニング中は絶え間ない水分補給が必要です。飲み物は隙あらば飲んでもらえるようにジュースも用意。ほとんど甘い飲み物は飲ませていなかったのですが、これもトレーニングを楽しくさせる要素のひとつと思って割り切りました。

最後に、一番肝心なこと!

このトレーニング方法では、3日間家から出ません!

1秒たりとも子供から離れず、つきっきりになれる環境を整えることが必要です。

そのためには、ご飯は事前に作り置きして、兄弟は別の大人が面倒を見るように手配します。とにかく、終始気を配ってあげられるようにすること。

と共に、大人も家事やその他のことをあと回しにする準備と覚悟をすること。家に引きこもる気持ちの準備もしっかりしておきましょう。

アメリカ式トイレトレーニングの進め方

さて、ここまで準備が終わったらついに決行です!大まかに次のような手順で進めていきます。

  1. おむつを捨ててパンツを履くしかないと納得させる
  2. トイレの場所・行くタイミングを説明する
  3. ひたすら水分を摂らせる
  4. 頻繁にパンツが濡れてないか聞く
  5. 15分置きには「トイレに行きたい時には教えてね」と言う
  6. トイレをしたい合図が出たら、トイレに走る
  7. トイレでは長時間滞在しない
  8. 上手にできたご褒美

どんな風に進めるのか、詳しく説明します。

まず最初は、おむつとの決別です。今まで使っていたおむつを持って、目の前でゴミ箱に捨てます。子どもに捨てさせても構いません。目的は、もうおむつはないから、嫌になっても後戻りできないと説得させるためです(もちろん、あとでこっそり拾ってもオッケー)。

パンツを履いたら「お兄さんだね!」と喜ばしてあげましょう。履いただけで、とにかく褒めて、パンツを履いて誇らしい気分にさせるのです。そして、パンツの人は、どこでどんな風にトイレをするのか、トイレの場所とやり方を伝えます。

そしたら、ここから!ひたすら水分を勧めます

水、麦茶、牛乳、ジュース…。なんでも構いません。楽しく室内で遊ぶ合間にも、届くところに飲み物を置いておき、常に飲める状態にしておきます。飲んだ分だけトレーニングチャンスも増える訳です。

頻繁に「パンツは濡れてない?」と聞くのも忘れずに。乾いていたら褒めましょう。

気をつけたいのが、「トイレに行きたくない?」と誘導すること。この言い方は避けましょう。このトレーニングでは、トイレに行きたい時に自分で伝えられるようにすることを目的としているので、その目的に沿った言い方が望まれます。

おすすめのキーフレーズは「トイレに行きたい時には教えてね」。

このフレーズを何度も言います。忘れそうな人は15分置きと決めてしまっても構いません。

もちろん、トレーニングなので最初は失敗します。おしっこが出たら、漏れてる途中でも抱き抱えてトイレにダッシュ!急いで座らせて「ここでするんだよ」と伝えましょう。

何度も漏らしますが、決して叱らないように。次第に大人も、子どもがおしっこする前の素振りが見えてきます。動きが止まったりもじもじしたり。そのサインを見逃さないように!

トイレのタイミングを伝えれるようになっても、すぐにはおまるや便座で出来ないかもしれません。だからと言って、本や動画を座ったまま見せる必要はありません。伝えたタイミングで用を足すことが目的なので、出なければもう一度仕切り直しましょう。

上手に出来たらこれ以上ないぐらい褒めます。シールを貼って、場合によってはご褒美もあげます。チョコやおもちゃ、子どもが好きなものならなんでも構いません。モチベーションを上げて、ゲーム感覚で楽しめるようにしてあげてください。

これを3日間、ひたすら繰り返します。最初はあちこちに漏らすので、床掃除が必要になるし、洗濯物は増えるし、子どもとずっと遊んであげなきゃならないしでなかなか大変です。

思い通りにいかないこともあるし、うまく出来ない子もいるかもしれません。しんどくなった時は、無理せずに一旦トイトレをやめても構わないと思います。お互いストレスになってしまうだけ損!いつかはおむつが外れるはずですからね。

子どもと3日間じっくり向き合える時間が取れる時に、上手くいったらラッキーくらいの気楽な気持ちで楽しみながら実践してみて下さい。

*わが家のトイレトレーニング3日間についてはこちら*



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管理人のYukiです。

20代後半でコンサルティング会社を退職し、カナダに移住して9年目。現在はケベック州在住です。

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