East Canada Diary

カナダ東海岸ケベックから自分らしく暮らす日常を綴ったブログです。

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5回のシェアハウス暮らし。5つのメリットとデメリット

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ここ数年日本でも、テレビ番組の企画でも取り上げられたり外国人滞在者が増えたりで人気が出てきているシェアハウス。

家賃の節約や短期滞在にはもってこいなのでちょっとだけ住んでみたいなって人も多いのではないでしょうか。

他人と一緒に暮らすというのは、単純に大変だけどいいシナジーを生み出すこともあります。

結論から言うと非常にオススメ!

大学卒業辺りから都内で友人2人とルームシェアを4年半、シェアハウス少人数・オーナー同居型、中人数・外国人混合型、少人数/大人数・日本人ハウスとだいたい3年半。その内1年程はシェアハウス管理人代理として関わってました。

この8年の間で、ルームシェア2回、シェアハウス5回、合わせて7回引っ越しています。

引っ越し回数が多いのは、海外のシェアハウスで年に約1回引っ越しているのと、2ヶ月程の短期の仕事や滞在でのシェアが含まれるからです。

今回は、「海外のシェアハウスで暮らして感じたおすすめのポイント」をまとめてみました。

これからワーキングホリデーでシェアハウス経験をする人や、日本でもシェアハウスに興味があるあるんだけど、どんな感じかな?と思う方の参考になればと思ってます。

(ルームシェアの様子についてはまた別で書こうと思ってます^^)

海外のシェアハウスはどんな感じ?

家の中はどうなってるの?

共有スペースと住人の部屋があるシェアハウス。共有スペースはだいたいが、リビング、キッチン、シャワーとトイレ、庭やバルコニーエリアです。

部屋に関しては、シェアハウスでも個室型やドミトリー型(一部屋に複数ベッド)といろんなタイプがあります。

だいたい家の規模で最大住人人数は決まっているはずなのですが、友達がカオスなシェアハウスに2週間だけ住んでいたところに遊びに行ったこともあって。

そこはルール無視の巨大シェアハウスすぎてもはや誰が住人かわからない上に、廊下が部屋化していてマットレスや机が所狭しと置かれていました。笑

稀なケースではそんな家もあります。

どんなものをシェアするの?

冷蔵庫や電子レンジ、棚、物置、テレビ、洗濯機、乾燥機など大型の電化製品やWifiは全てシェアです。

ただ、光熱費やWifiは別請求だったり、日本人ハウスでは調味料や米も料金に含まれているところもあったりと家によって異なります。

カナディアンと同じ家に住んでいたときは、24時間ホッタブ付きでビールはたまに無料というラッキーなシェアにも恵まれました。(この家は光熱費別で高かったんですけどね)

だいたい笑い話で終わるんですが、自由な人が多い家では、食料や洗濯洗剤、お風呂用品もシェアされてしまう人もいるそうです。(カオスハウスですね)

どんな人と一緒に住んでたの?

住居エリアや家のコンセプトで変わってきます。

カナダに渡った最初は最大6人の語学学校の寮で日本人の女の子と同じ部屋をシェアしてました。家自体の国籍はさまざまでしたけど、観光リゾート地の学校だったのでスノーボードやスキー、アウトドアアクティブティーと共通の趣味を持つ人の集まりで楽しかったです。

あとは短期募集の同じ仕事の同僚とも住んだこともあります。

ただ思い返してみると、スペイン、オーストラリア、チリなど、最年少は19歳から最高齢は70代と国や年齢、期間もさまざまですが、何か共通することがあっての共同暮らしばかりだったので話題に困ることはありませんでした。

5つのメリットがあるからオススメできる!

固定費を節約できる

やはり一番は支出を抑えられることです。

一人暮らしは家賃や光熱費、食費に交際費と出て行くお金は多いです。共同で住むことで固定費を削れるので貯金や別のことに当てる費用ができます。

さらには初期費用、家具や生活用品の購入、さらには退去時の荷物の処理もですが最低限の費用で済みます。

現地の土地勘がなくても、比較的シェアハウスは短期で退出可能なところも多いので住んでから良し悪しを考えるというのも悪くないかもしれません。

とは言っても、日本では部屋のベッドも付いているのがほとんどですが、海外の都市部ではテイクオーバーといって前の人の家具引き継ぎ代を支払うシステムの家もあるので、この辺りは契約のときによく確認しておきましょう。

繋がりが増える

海外のシェアハウスでは日本で今まで出会ってなかったタイプの人と繋がることが多いです。年齢や育った環境、ときには国籍までバラバラでいろんな人と知り合えることができます。

ハウスメイトが誘ってくれるイベントには気軽に参加してみてください。

人が多いとイベント事やパーティーの情報も自然と増えるので友人の友人にまで交友関係が広がったり、一緒に過ごす時間が長いと濃い仲に発展していったりと活発に過ごすことができます。

ただ気をつけたいのは、どの環境でも大事なのは「人」です。

シェアハウスに属したからキラキラした日々の暮らしが待っているわけではなくて、お互いのことを知って信頼関係を徐々に築いていくからこそ、かけがえのない友達へと発展していくことを忘れずに。

価値観が広がる

ハウスメイトの影響で今までとは違った音楽の良さを知ったり、普段使わない食材を使った料理の仕方を学んだりと自分の趣味や世界を広げてくれます。

ときには今まで興味が薄かった政治の話や自分達の国の状況、それぞれが歩んできた人生観や旅先で出会った人の話なんかもします。

多様な視点から物事をみることで、新しい発見や経験が増えていくんですね。

引き出しが増えていくと、人としての深みが増していくような気がしませんか?

新しい言語の勉強になる

外国人と同じ家の場合、コミュニケーションを取るのに共通言語が英語になったりもしくはお互いの母国語を勉強することになります。

仲良くなればなるほど、新しい言葉を実践で学ぶことができる!これほどお得なことはありません!

しかも家が一緒なので、お互いリラックスした環境で話すことができるのはいいですね。

個人的には、一緒にディナーパーティーをしながら交流するのが一番自然な形で話せたかなと思います。(その後酔っ払ってクラブに行くと、爆音でゆっくりと話せないし自由解散になってしまいますからね。笑)

恋人が見つかることも

一つ屋根の下で暮らすとお互いの優しさや気遣いが見えやすくて、相手との距離も近づき、カップルも自然と成立するパターンはあります。

住んでいた地域やシェアハウスが良い環境だったので、比較的関係をオープンに知らせてくれる人が多かったです。

そもそもシェアしている狭い家です。隠し事で後ろめたく思うくらいなら、最初から相談するくらい仲良くなればいいんです。(と思うのはわたしだけ?笑)

どちらかが移動するときは、同じ家で暮らしたり一緒に帰国したり、別の国にワーホリに行ったりして一緒に暮らす選択を取る人が多いですね。

その結果、そのまま結婚したカップルも知ってるだけで5組以上いるのでシェアハウス恋愛は結婚相手を探すのにも実は向いているのかもしれませんね。

逆にオススメできないのはこんな人

想像しやすい通り、デメリットは掃除や騒音、そしてプライベートの確保です。共有部分が汚れたままや、掃除されてないことなんてしばしばあります。

働きアリの法則(パレートの法則)という考えがあって、2割の人しか協力してくれないなんてこともあります。誰かがやってたら残りの人はやりません。

家の住人にもよりますが、ルールを決めても長期で住むことを考えていない人が多いので改善はあまり期待できなかったりということもあります。

  • 極度の潔癖症
  • マイペースで静かな生活を好む
  • 自分の生活リズムを乱されたくない

という人はシェアハウスで本当に暮らせるのか、短期間試して見るなどしてみたほうがいいかもしれませんね。

まとめ

いろんなメリット・デメリットはありますが、全てはハウスメンバーによって住み心地は変わります。わたしも毎回、あぁこのメンバーと暮らせるのは限られた時間だけだなと思って暮らしていました。

家に帰ると誰かとおかえりビールが待っていることもありました。

家でのパーティーがうるさ過ぎて近所からの通報で警察が注意しに来ることもありました。

プライベートなことでハウスメイトの前で号泣したと思ったら次の瞬間には大笑いしていることもありました。

本当にいろいろありますが、もし悩んでいる人がこの記事を読んでいるなら経験してみるのが一番です!

そこで人生の宝になる最高のシェアハウスメンバーと出会えるとしれませんよ!



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管理人のYukiです。

20代後半でコンサルティング会社を退職し、カナダに移住して9年目。現在はケベック州在住です。

カナダ東海岸のライフスタイルを中心に、語学・暮らし・旅行・刺激を受けた内容をありのままに綴っています。

 

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