赤ちゃんを連れての長距離移動、できれば月齢が小さいうちは避けたくてもそうも行かない状況の時もあると思います。
大変なのを承知で入念に計画を立てていざ行かん!と思っても、思い通りにいかないことも多いもの。
わが家も帰省や一時帰国の関係で、生後3ヶ月、生後4ヶ月半、生後7ヶ月と、5時間以上の距離をドライブしたことがありますがどれも苦労しました。
そこで今回は、カナダの車社会地域に住むわが家が心がけている 赤ちゃんとの長距離ドライブのときに気をつけること をご紹介します。
カナダ国内を赤ちゃん連れで車で長距離移動する予定がある方や小さな子供を連れてドライブ旅行を楽しみたい方は参考にしてみてください。
カナダでの赤ちゃん連れドライブで準備したこと
授乳室やおむつ替え台のあるトイレを調べておく
赤ちゃんとの旅行となると、いちばんに気になるのが道中の授乳室やおむつ替え場所。まだ月齢が小さいと母乳やミルクを落ち着いて与える場所が必要です。
カナダのケベック州の郊外ではどこで授乳したらいいんだろう、最悪車を停めて車内かなと思っていましたが、ベビー用品店やショッピングモールに授乳室がありました!
場所によっては施設の規模は小さく 日本のような最新設備で整えられた環境ではないものの、落ち着いて授乳するのに必要最低限のものは揃っています。
基本的には夫が運転していたので、わたしが進みながら次の休憩時間ころに到着する予定の町に近いショッピングモールを google map で検索し、屋内マップを見て授乳室の有無を確認していました。
このときに授乳室の位置がわかればいちばん近い駐車場出入り口に車を停めることができます。
おむつ替え台は女性用であれば、高速の休憩所や Tim Hortons のトイレなど比較的どこでもみかけますが、男女共用が必要な場合は事前リサーチしておくことをお勧めします。
天気が良ければピクニックで気分転換
暖かい時期なら外で休憩してみるのはどうでしょうか。
カナダの高速沿いの休憩所には、日本のパーキングエリアのようにお手洗い施設と屋外にピクニックテーブルが設置されています。
屋内休憩所がなくても 敷きマットを用意しておくと赤ちゃんを寝かせて体を動かすこともできるので、歩けない月齢のときはマットの上で足の曲げ伸ばし体操をしてリフレッシュさせています。
個人的な経験から、このときにしっかりと運動して気分転換させてあげることが重要だと思います。でないと、チャイルドシートに再び座るのを嫌がって車内でギャン泣きし、結果的に再び停車することになったことが何度かありました。
離乳食はいつもの生活スケジュール通りに
生後4ヶ月頃まではそもそも体内リズムが整っていないので、昼夜を気にしていませんでした。しかし、生後7ヶ月にもなり生活リズムも整ってくるといつものスケジュール通りになるように旅程を組むように意識が変わりました。
気を使っていたのが離乳食。生後7ヶ月には2回食になっていました。
子供がベビーフードを食べるようになってからはじめての長時間ドライブで、チューブ式離乳食を試してみることに。
カナダのほとんどのスーパーで瓶やチューブ式の離乳食を購入することができます。チューブ式は開封後は冷蔵保存で24時間以内に消費するように記載があるので、クーラーボックスを持参して午後の2回目のときも使おうと思っていました。
事前に食べたことがあるチューブ食材を選び、慣らすためにもいつも使っている携帯用スプーンで食事に挑みました。
ところが、これがまったく思うようにいかず。
朝1回目の食事は外でピクニックしながらの休憩だったため、抱っこで食べさせるものの慣れない状況といつもと違う周りの環境が気になって普段の半分弱しか食べられず。夕方2回目の食事は移動で疲労困憊しているのか、嫌がって全然食べてくれませんでした。
食事環境が変わると落ち着かないこともあると思うので、食べなくても焦らず代わりに母乳やミルクで補っていました。食事の後はお腹の消化タイムを設けて、落ち着いてからチャイルドシートに乗せてあげるのがいいと思います。
ぐずったらあやせるような後部座席レイアウトを
車内で赤ちゃんがぐずった時は、横で一緒に遊んだり本を読んであげたりするのもひとつの手だと思います。
機嫌が悪くなってきたらすぐに後部座席に移動して話しかけられるよう、おもちゃや本を取り出しやすい位置に整えていました。
カナダで購入したおもちゃの記事はこちら
生後4ヶ月半頃のときはおもちゃの布えほんに熱中していて、車内でぐずって困ることはほぼありませんでした。移動のときの布えほんは魔法のアイテムです!
これが生後7ヶ月になると知恵もついてきているからか、ぐずる時間がぐっと増えたように感じます。
毎回止まってもいられないので、後部座席に移動して手遊びで歌を歌ったり本を読んだりして遊んでいました。お出かけのときには、コンパクトでそのまま子供に渡しても安全な本を持ち歩くことが多いです。
ただ気をつけたいのが車酔い。あやす側が必死になりすぎて自分が酔いそうになったこともあるので、あくまで無理のない程度に加減しておいた方がよさそうです。
赤ちゃんが寝ていてもこまめに十分な長さの休憩を
まだ小さく体力があまりない赤ちゃん。どんなに気持ちよさそうに寝ていても、2時間を目安に休憩することが推奨されています。
わたしたちも休む度にシートから出しておむつを替え、背中に汗をかいていないか、寒くないかチェックしていました。
赤ちゃんが気持ちよさそうに寝ていると起こしたくない気持ちもわかりますが、特に高速道路で移動している場合はタイミングを逃すと次の場所まで遠かったり、突然の事故渋滞に巻き込まれる可能性もあります。
もう少し先まで... と思わず、時間に余裕を持ったスケジュールで焦らず運転するようにしましょう。
まとめ
赤ちゃんを連れての長距離移動は準備も大変ですが当日うまく行くかはすべて赤ちゃん次第。やってみないとわからないので、できるだけ準備しながらも時間に余裕を持ったスケジュールを組んでみてください。
この記事が家族みんなで快適に旅行を楽しむヒントになれば幸いです。