この記事は前回の記事に引き続いて2編構成です。
実際に手配は完了したけど、旅の中でどれくらい費用がかかるのか、物価は日本と同じくらいなのか気になりますよね。
- 前編:お手軽に行ける時期はいつなのか、旅行手配にかかるお金は
- 後編:ケベック州の物価は、旅行会社が出している格安ツアーはお得なの
ということで今回は後編です。
わたしが利用したことがあるレストランや旅のアクティビティを中心におすすめも紹介しています。
実際にケベックシティに滞在している間に使う費用が気になる方、30代女子が気にいる旅先のちょっとおしゃれなレストランが知りたい方は参考にしてみてください。
前編が気になる方はこちらの記事をご覧ください。
食事代
旅行に行くとやっぱり現地の食を味わいたいですよね!
ケベックシティ城壁内では大きなスーパーやフードトラック、フードコートなどはないので、基本的にレストランでの食事になります。
そのためカフェをのぞいて、比較的どのエリアでも食費は高めにはなります。
朝食
カフェだと1杯のコーヒーにパンでとチップで7ドル程、レストランで食事をすると1人あたり20ドル未満、高級ホテルの朝食で35ドル程という感じです。
◆パイラード(Paillard)
カフェスタイルのPaillard。
ここのクロワッサンは絶品です。朝早くからお店も開いていて、席も広めなので気軽に立ち寄れます。
サンジャン通りというお土産やショッピングが並ぶ通りにあるので、買い物に疲れたときにもいいですね。
1097, rue Saint-Jean, Québec, QC G1R 1S3
<営業時間>
日〜木 : 7 a.m. to 9 p.m.
金・土 : 7 a.m. to 10 p.m.
◆キャッセクレープ・ブレトン(Casse-Crêpe Breton)
Casse-Crepe Bretonはデザートクレープもですが、野菜やハムが入ったお食事クレープがオススメ!
生地もや中身を選んで自分だけのオリジナルクレープを作ることもできるんです!
お値段もレストランとしてはお手頃価格ということで、朝食や昼食のピーク時間帯には行列ができるほど人気です。
カウンター席もあるのでお一人様でも気軽にいけます。(わたしは初めて訪れた時はお一人様でした)
1136, rue Saint-Jean, Québec, QC G1R 1S4
<営業時間>
日〜木 : 7 a.m. to 9 p.m.
金・土 : 7 a.m. to 10 p.m.
昼食
昼過ぎにランチ・ディナーメニューに変わりますが、店舗によってはブレックファーストメニューがまだオーダーできるところもあります。
朝食でオーダーできると軽めの食事でさらにお値段も抑えられるので、聞いてみるのもありかもしれません。
ランチはチップも入れて大体25ドル程になります。
◆ビュッフェ・デ・ランティクワイア(Buffet de L'Antiquaire)
Buffet de L'Antiquaireは40年以上続く、伝統的なケベック料理を味わえる地元の人に人気なレストラン。
コストパフォーマンスがとても良く、他と比べてもお手頃なお値段のお店です。
カジュアルなスタイルで所狭しとテーブルと椅子が並べられているので、静かなところで食事を楽しみたいと思う方には不向きかもしれません。
実はここ、朝食としてもかなりおすすめ!わたしはお昼少し前ぐらいに訪れて、朝食と昼食を一つづつオーダーしてシェアしました。
ホームページはフランス語ですが、menuタブからお店のメニューを見ることができますよ。
95 Rue Saint-Paul, Québec, QC G1K 3V8
<営業時間>
日〜土 : 6 a.m. to 10 p.m.
夕食
海外のメニューは完全日本人サイズの私にはボリュームが多いので、ランチをあまり食べずにディナーに挑むことがほとんどです。
お手軽なレストランでの食事で35〜50カナダドル、高級レストランのコースで100ドル〜、これにチップが15〜20%ほどのります。
かなり幅が広いですが、ケベックシティ内は比較的高めですね。
基本的に日本の居酒屋スタイルとは違ってオーダーする料理は一人一皿形式なので、取り分けたい時は「シェアしたいです」と一言添えるのがおすすめです。
ただ、高級レストランではシェア自体はおすすめしません。日本のフレンチレストランのコース料理でもシェアしないのがマナーのようなイメージですね。
旧市街地から少し歩いたグランダレ通りのレストランについては書ききれないので別記事でまとめることして、ここでは旧市街地内のオススメをご紹介します。
◆ル・ラパン・ソテ(Le Lapin Sauté)
ケベック州北部では狩猟が地元民の生活に根付いているほどで、ジビエ肉はとてもポピュラーなんです。
ウサギや鴨肉などがありますが、特に匂いもクセもなく。いろいろ試したいなら盛り合わせがいいですね。
ここは気軽にシェアもできるのでカジュアルなディナーに向いてます。
<営業時間>
日 : 9 a.m. to 10 p.m.
月〜金 : 11 a.m. to 10 p.m.
土 : 9 a.m. to 10:30 p.m.
番外編:ちょっと休憩
ケベックシティ旧市街地は城壁内というだけあって、坂道は多いし足元は石畳です。2時間も歩くと思ったよりも疲れます。
もし突然の雨に降られた時も雨宿りするにもちょうどいい場所があるといいですよね。
そんなときにわたしが立ち寄るカフェはこちらです。
◆カフェ・ラ・メゾン・スミス(Cafe La Maison Smith)
Cafe La Maison Smith はケベックシティ内に3店舗あります。
地図上で一番東(川に近いカフェ)はお土産やさんが並ぶエリアにあるので、お昼頃からは混雑しやすいです。途中で利用しようと思っている方はお気をつけください。
ケベックシティでの遊び方
どんな観光をするかによってお値段も様々ですが、代表的なツアーや観光内容はこんな感じです。
- 観光スポットを回る乗り降り自由二階建てバス
- 旧市街ウォーキングツアー
- 郊外ツアー
- 馬車(カレーシュ)観光
- シタデル見学や近郊のミュージアム
教会は無料なので、町歩きの際はぜひ立ち寄ってみてください。
市内観光であれば歩いて十分回れますが、迷いやすい城壁内を効率よく歴史的背景も聴きながら回りたい方はガイドをつけることをおすすめします。
私は海外旅行での現地ツアーはVELTRAを通して手配しています。こちらにもケベックシティのツアーがあります。
そして少し長めに滞在する方は、郊外ツアーにぜひ参加してみてください。
道中ではケベックの田舎風景やありのままの自然が広がっているのを体験できます。
特にケベックシティから郊外のオルレアン島に行くには公共の手段がなく、ツアーやタクシーでしか行けないのでお得感はあると思いますよ!
自分で周りたいけど足腰に不安があるという方は、日本語音声ガイドがあるヒップオンヒップオフバスで自由に乗り降りしたり、馬車から見学して無理をしない観光で素敵な思い出を作ってください。
パッケージツアーと比較して
ケベックシティ行きのツアーはあるの?
まず最初にケベックシティだけを目的としたツアーは皆無と言っていいと思います。
ケベックシティは日本からのツアーだとロッキーやカナダ東部のついでで1泊のみというプランがほとんどで、それ以上滞在したい人は個人で手配が必要になります。
紅葉の時期ならトロントやモントリオール、ロッキー山脈やバンフといった別の場所とセットになったお得なツアーも多数出ています。
ゆっくりと一つの場所を堪能するわけではありませんが、限られた休みの間にあっちもこっちもいってみたい、その中でケベックもみてみたいと考えている方にはおすすめなのではないでしょうか。
最近では10月中旬頃の遅い紅葉を狙った少しお安いツアーも各社が出されています。(少なくとも2017年は出てました)
ツアーだと自由度は少ないものの、カナダでもフランス語圏ということや海外旅行に不安がある方はこちらでも十分楽しめると思います。
個人手配モデルプランでかかる費用
個人手配で2泊3日の2人旅行として、ケベックシティに滞在した場合の費用を出してみました。
なるべく自分で観光をしながらも現地を楽しむ人を想定しています。
また、様々な地域からのアクセスになると思うので交通費は除いています。
- ホテル代:200カナダドル×2泊
- 空港⇄市内移動タクシー:40カナダドル×往復
- 食費:朝食15ドル、昼食25ドル、夕食60ドル ×2人×2日
- 観光:日本語ガイド市内ツアー(Veltra参照)70カナダドル ×2人
合計 1020カナダドル(86,700円 ※1カナダドル=85円)
個人手配とどちらがお値段はお得?
お値段というところだけでいうと、そもそもの交通費や食事で節約できるところは少なめなので個人手配でも大幅に安くなるようには思いません。
その中でも、カナダ国内やアメリカといった日本以外からケベックシティだけに訪れたい人、日本からケベックシティを中心に自由度の高い旅がしたい人は個人手配の方がいいと思います。
今年の10月にわたしの両親が初めてケベック(むしろカナダ初めて)に来るのですが、全て個人手配にしました。
値段はツアー会社を通すよりも断然高いのですが、あちこちに寄ってと自由度の高い旅行にしたかったので致し方ないですね。
まとめ
ケベックシティをゆっくり楽しみたい方は何かしら自分で手配される方が多い印象を持っています。
カナダのフランス語圏の中でも、ヨーロッパ雰囲気が色濃く残るケベックシティ。
旅を楽しむためにも、無理のない計画を立てて自分らしい思い出を作りましょう!