カナダでの歯科治療、歯医者での治療が高額なのは耳にしたことがある人も多いかもしれません。いったいどんな施術でいくらぐらい費用がかかるのか。気になる方も多いのではないでしょうか。
今回は、実際にカナダの歯医者で歯石取りを実費で支払った体験談をご紹介します。
歯の治療費負担は個人の保険で
カナダでは歯の治療は国民保険適用外になるので、負担を減らすためには会社や個人で保険に加入することが必要です。
私は、夫が会社経由で加入している保険プランが適用され、歯の治療については毎回80%、年間1500カナダドルまで補填されます。
上限1500カナダドルがどれくらいかというと、虫歯治療を行うとあっという間に使い果たしてしまう程度。泣
私たち家族の保険プランは会社経由で加入するものとしては平均的なものですが、契約会社によってカバーされる処置や範囲は若干異なります。
日本と同様、一般的に保険費用が高いほど補償も手厚く、カバー内容も広範囲に渡るのは同じですね。
治療内容について、保険が適用されるか初回診断の時に治療プランを出し、保険会社に確認してから治療を開始する手順でした。
私の場合は虫歯治療で上限額に達することがわかってたので、今回の歯石除去はカバー対象外になることは最初の時点でわかってました。
(今さらだけど、金額がリフレッシュされる月での歯石除去をお願いすればよかったのかな...)
支払いについては、保険額を適用した額での請求がほとんどですが、私のように配偶者プランだと、一度全額を支払ってから個人で保険会社に補償額を返金してもらうケースもあります。
しかし、一度に1000ドルを支払った時には返金されるとわかっていても不安がよぎるものですね。泣
みなさんは、カード残高と気持ちの余裕を持って治療に臨んでください。
歯科での治療の流れ
私にとって、カナダでははじめてのかかりつけの歯科医院。半年ほど通っているので、初回時にレントゲン撮影、前回は虫歯治療を完了しています。
治療の流れは日本とほぼ同じで、
- 前回の治療状況の確認
- 歯科衛生士による処置
- 歯科医師による最終確認
- 今後の治療について
というステップです。
歯石除去は歯科衛生士さんがすべて行います。最後の歯石除去は半年前だったので、処置は20分ほどで完了しました。
治療の間、担当の歯科衛生士さんが話好きな人で、治療中や歯科医師を待つ間にいろいろ話しかけてくれました。
お互いウィンタースポーツが好きなことがわかると、そこからマシンガントーク炸裂!週末スキーに家族で行った話や、子どものこと、仕事のことなんか。
しかし、治療中はどうやって返事すればいいんですかね...?口を開けっぱなしで軽く頷いたりするくらいしかできなかったのですが。笑
私はフランス語初心者なので、すべて英語で会話してくれたのには助かりました。英語が母語の方のようでしたが、ふと途中でフランス語で話し出したり。
癖で普段の言語が出てくるんでしょうか。慣れってスゴイ。
保険適用外だと歯石除去が驚きの費用に
さて、気になる支払い額はこちら!
ドドン!
しめて195カナダドルが請求されました。
費用の内訳はこんな感じです。
- Preventive oral examination:口腔内検査(診察)
- prophylaxis permanent dentition:歯石除去の一部(?)
- periodontal scaling, one unit of time:歯石除去の一部(スケーリング)
この診察費が高い!歯科医師さんの最終確認は5分もなかったんですけどね。笑
保険が適用されればもう少し気が楽だったのにな。
みなさんは歯の治療はできるだけ日本で済ませて、カナダに来てからは歯は大事に過ごしてください。