「英語はスポーツと同じ、毎日繰り返して練習しよう!」
というのは聞いたことがある人も多いかもしれません。
では具体的にスポーツのどういうところを応用して、どういう風に勉強したらいいのか、その実践はできていますか?
今回はわたしがカナダに行く前に、日本で英語が少しでも話せるように準備していた勉強方法を書いています。
英語を勉強し直したいけどやり方に困っている方、頭の中で日本語から英語への変換をしていてスムーズに英語が出てこない方は参考にしてみてください。
こんな勉強法もあるんだ、ちょっと試してみようかな、と思っていただけたら嬉しいです。
基本ルールを頭に入れておこう
野球をするのにルールがわからない、必要な道具を持っていないでは話になりませんよね。
英語も同じです。
文法という基本ルールを知る必要があります。
会話をしたいだけだから、文法ってそんなに大事じゃないんじゃない?
と思うかもしれませんが、今までの経験から言うとそういう人は大抵最低限(中学レベル)の文法は頭に入っています。
ここでいう基本ルールとは最低限の文法のことで、すでに身についている人は軽い復習で問題ないです。
細かな例外にはとらわれずに、基本的なルールを復習してみてください。
- 中学文法をまとめた参考書を1冊さらっと読んでみる
- 中学の時に使った教科書をパラパラとめくってみる
- 余裕があれば高校英語を振り返ってみる
まずはそこから始めてみましょう。
小さな目的を作る
スポーツの場合、「泳ぎたい」からスイミングスクールに通ったとしても、一つずつ泳法を学んでいきますよね。
クロールで泳ぐときの手や足の動きや、平泳ぎでの息継ぎの方法と、ジャンル別にどう動くべきか最終形態をわかって練習しているはずです。
同じことが英語にも言えます。
「英語を話す」と言う漠然な目標からもう少し落とし込んで、
- 旅先で現地の人とコミュニケーションをする
- 字幕なしでディズニー映画を半分くらい理解する
と言うように具体的に表して見てください。
そうすると最終形態が見えるので、勉強する単語や表現が限られてきます。
膨大な範囲でどれから手をつけていいのかわからなくなるよりも勉強しやすいと思いませんか?
自分はどのレベルにいるのかを知る
今のあなたはその目標からどれくらい離れてますか?足りないことはなんでしょうか?
野球でも自分がどういったスイングをしているのか動画を撮って研究するように、自分の姿を客観的に見て見てください。
たとえば、旅先で英語を話しても相手に通じないと思っている方。
自分の発音を見たり聞いたりしたことはありますか?
日本人にとって英語の口の動きは慣れないととても難しいので、自分で思っている音と相手に伝わっている音は違っているかもしれません。
- 鏡を見ながら自分の口がどう動いているのか発音してみる
- 携帯の録音機能で音だけ聞いてみる
- siriを英語設定にして会話する
こんな風に第三者の視点で違う角度から自分自身のレベルを確認して見てください。
理想形と何が近くて遠いのかを知って、できないところを補填しながら強みを伸ばしていきましょう。
練習方法は一通りではない
部活動もそうですが、学校毎に練習プログラムは若干違っていて、中にはそれをお互いが学びあう夏合宿もありますよね。
また、その練習プログラムの中の練習メニューも複数あります。
- ひとりでできる個別でのトレーニング
- パートナーを組んだトレーニング
- シチュエーションを想定したトレーニング
英語でも一つの学習方法だけでなく、いろんな方法を試したり組み合わせて学ぶことが実際に使える英語に繋がります。
考えなくてもその言葉がスラスラと出てくるまで、それぞれの練習パターンを繰り返して体に覚えさせるのです。
アプリやインターネット、オンライン英会話などと組み合わせて、好きな方法で柔軟に学習してみるのがいいと思います。
毎日コツコツ練習する
スポーツ選手のプロは長い時間をかけて練習を積み上げています。
毎日限界以上のことをしていると体を壊したり心のバランスが取れなくなってしまうかもしれません。
語学の習得も時間がかかります。
長期戦だからこそ、自分に負担をかけすぎない程度で学ぶことが大切になってきます。
わたしは自分に無理をしないよう、すでに慣れた環境で日頃使う頻度が高いところを英語に変えていました。
- 携帯電話を英語英語表示にする
- テレビに英語音声・字幕をつける(NHKのニュースのみ?)
- 一度見たことある映画を英語音声・日本語字幕なしで見直す
道具だって使わないと錆びてしまいます。
英語も日々使いながら積み重ねていくのがおすすめです。
練習試合でPDCAを回す
練習ばかりだと飽きてつまらなくなるし、自分がどれくらい成長したのかもわかりづらくて、モチベーションの維持が難しくなってしまいます。
そんなときには練習試合のように実践を入れ込みましょう。
実践で学ぶことが得意な人は、オンライン英会話を日々受ける方法もありますし、予算や時間の関係でそれが難しい人は2週間に1回でも構いません。
旅行で使うことが目的であればそのシチュエーションを会話してもらうように、できるだけ最終目標に近いような状態で行ってください。
するとできなかったことができるようになる喜びを感じられたり、同じような状況でも人によって言い回しが異なったりと新しい学びがあり、一緒に応用も学ぶことができるわけです。
この練習計画から実践までのPDCAをひたすら繰り返すことが、英語レベルを向上させることにはむちゃくちゃ重要なんです。
まとめ
語学の習得にゴールはありません。
一つを学べばまた次新しい目標が生まれてくるし、流行語のように新しい言葉はどんどん生まれてきています。
だからこそ、自分なりのゴールを見つけて取り組みましょう!
努力した分の力は必ず返ってきます。
目標にどれくらい近づいたという喜びを感じながら進んでいきましょう!