East Canada Diary

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Japan Travel + Adventure

4ヶ月半の赤ちゃんを連れて国際線!エアカナダのバシネットを利用してみて

投稿日:

こんにちは。カナダで一児を出産した Yuki です。

少し前になりますが、カナダで生まれ日本の祖父母に会っていなかった子供を連れて一時帰国していました。

はじめての0歳児連れでの国際線は、生後4ヶ月半のときと生後5ヶ月半のとき。モントリオールから成田までの約13時間のフライトが子供にとっての初飛行機になりました。

この旅行では、子連れで長時間のフライトということで、機内で親子とも過ごしやすいようにバシネットを利用することに。そこで今回、エアカナダのバシネットを実際に利用してみた感想を体験談を踏まえてご紹介します

一時帰国や海外旅行で赤ちゃんを連れて飛行機移動を検討している方、バシネットの予約方法や利用方法、使用してみた感想が知りたい方は参考にしてみてください。

バシネット席の使用

使用できるのはいつまで?

エアカナダの公式ホームページには、体重が12kg以下ひとりでおすわりができる月齢までの赤ちゃんに限って使用できると記載があります。

一般的には生後6ヶ月〜7ヶ月ぐらいからおすわりをはじめるので、その頃までしか利用できなさそうと思っておいた方がいいと思います。

利用料金は?

通常は有料アップグレード対象のバシネットを設置できる席(プリファードシート)ですが、対象の子供を持つ保護者1人は無料で利用することができます

ただし、幼児でも飛行機の航空券料金はかかります。エアカナダの国際線利用では、

  • 2歳未満の子供が席を利用しない場合、大人料金の 10%
  • 2歳未満の子供が席を利用する場合、子供料金
  • 2歳以降の子供は席の利用が必要で、子供料金

この料金に加えて税金、空港利用料、サーチャージを支払うことになります。

予約方法は?

個人で予約する場合はエアカナダ予約コールセンターに電話して席をおさえなければなりません。

英語での航空券の電話予約ははじめてだったので、スムーズに予約を進めるために、

  • 発着便番号とその時刻
  • 直前に公式サイトで確認した値段
  • 搭乗者のパスポート情報

これらを手元に準備していどんでいました。

いざ電話してみると担当してくれた方はとても丁寧な対応。電話のやりとりでも十分に反復確認をしてくれ、さらには予約確認メールを一緒に見てまでしてくれる親切さでした。

持ち込めるベビーカーや荷物についても説明をしてくれたので助かりました。それ以外にも気になることがある方は予約のときにまとめてたずねてみてください。

バシネット席の予約は当日の利用を確約するものではない?

とはいえ、バシネット席の予約をしても肝心のバシネットが用意できるかは当日にならないとわかりません

公式ホームページにも記載がありますが 搭乗チェックイン先着順です。絶対に利用したいのであれば、時間に余裕を持って早めにチェックインすることをお勧めします。

ちなみに、わが家は2月中旬と3月中旬にカナダから日本へ往復でエアカナダのバシネット席を利用しました。

空港には3時間前には到着、チェックインカウンターへも開始すぐに向かうという早め早めの行動でしたが、搭乗してみれば往復路ともバシネットを利用していたのは見る限りわたしたちだけという状況でした。

実際にバシネットを使ってみて

使用する際の注意事項

さて、飛行機内でのはじめてのバシネット利用。取り付け箇所はこんな感じ。

座席に着いたらキャビンアテンダントさんから使用説明があるかとそわそわしながら待っていたのですが...... 特に何もなく離陸しました。

(離陸後、設置のときに軽くは説明してくれましたが、夫にフランス語でだったので何を言っていたかわかりませんでした。)

対して、復路便ではバシネット設置前に使用説明を受けることができました。

その時に言われたバシネット使用時の注意事項としては、

  • 離着陸時には利用できない
  • ベルト着用サインが点灯すると赤ちゃんをバシネットから出す必要がある
  • バシネット利用時は上部のカバーを完全にかける
  • 赤ちゃん以外のものを置いたり荷物置きとして利用しない

他の方のブログを拝見していると荷物置きに使ったという方もいるのですが、わたしたちはダメだと言われてしまったので、軽いものを一瞬置くくらいで基本的には何も置かないようにしていました。

こちらの方のVlog動画では実際に説明を受けているときの一例が見れるので参考にしてみてください。

赤ちゃんを入れた時の様子

バシネット自体は意外と小さく、4ヶ月半のと気には少し余裕があったようにも思いますが、帰りの5ヶ月半のときにはちょうどになるくらいの大きさでした。

素材は皮(合皮?)で、底がハンモックのようにぶら下がった状態で寝るような形になります。

赤ちゃんが寝ると蓋をしなければならないのですが、この蓋の部分にあるベルクロがめくる時にベリベリと大きめの音が出ます。寝かす前には外しておき、寝てからは横から覗いて様子を確認して赤ちゃんを起こさないようにしていました。

バシネットを設置できる席の使い勝手

バシネット席は足元の間隔が広くて使いやすく通常は有料となる席です。

無料で利用できてラッキーなことばかりかと思いきや、思いがけずデメリットもありました。

  • バシネットが設置されている状態だと中央の席(バシネットを利用する保護者)の人は出入りしにくい
  • 座席の肘掛けは固定であげることができない
  • 手荷物を座席の下に置けない
  • テレビやテーブルは収納式で出し入れしにくい
  • 通常有料席の分、他の乗客に気を遣う

今回、夫と2人分の席を予約していたので(無料は1名だけなので夫分は追加料金がかかっています)3列シートの中央と通路側の席を利用しました。保護者ひとりだと中央席になると思うので、出入りしにくさに気を遣うかもしれません。

オムツ用品はコンパクトにまとめて手元に

大きな手荷物は置けないとはいえ 足元(手元)にミニバックを置いていても特に何も言われませんでした。わたしはオムツ替えやおもちゃなどを大きめのポーチに入れ、そのまま bag-in-bag としていたので着席前にさっとカバンから出して手元に置いていました。

それとは別に、自分用にペンやイヤホン、エアーピローなどをまとめてパスポートケースに入れていました。

息子は母乳のみのため哺乳瓶いらずで小さくまとめられましたが、そうもいかない方もいると思います。なるべく荷物の出し入れをしなくて済むよう、レイアウトを考えて必要最低限のものを小バッグに用意してみてください。

CAさんやまわりの方の対応

同じ列には老夫婦やスキー旅行へ向かう親子連れ、ビジネスマンが同列に座っていました。ひとこと声をかけただけでその後は特にやりとりはなかったのですが、皆さんに嫌な顔をされることもなくフライト時間を過ごすことができました。

キャビンアテンダントさんは設置も取り外しも手馴れたものですし、機内食が配られる時に授乳していると食事の希望を聞いて取り置きし、あとで持ってきてくれました。

気をつけたいのがあたたかい飲み物

頼んだ後に気づいたのですが、赤ちゃんを抱っこしている時には受け取るときも置いておく場所も危なく感じたので、できれば避けた方が不測の事態を避けられると思いました。

結論:わが家にはバシネットはあってよかった

寝てくれるかは赤ちゃん次第!

で、肝心の赤ちゃんはバシネットで寝たのか?ということですが、結論から言うと往路ではほぼ使わなかったのですが復路はしっかり寝てくれました!

往路13時間のうち最初の7時間は、離陸時は寝ていたもののバシネットに入れるとすぐ起きて抱っこしていないとぐずりっぱなし。

立ってあやして落ち着いたらバシネットへ入れることも3回ほど試みましたが、毎回5分も経たないうちに起きていたので、最終的には抱っこしたまま座って寝るスタイル。

ちょうどその頃、息子の中で奇声出しが大ブームだったので 周りに迷惑をかけないか、もうそれはそれは恐怖だったのですが...... 最初は少し叫んでいたものの、ずっと抱っこで構っているからか夜中は静かに寝てくれたので助かりました。

とはいえ、映画1本見終わることすらできない疲れ気味の往路でした。

そして一時帰国も終わった約1ヶ月後、生後5ヶ月半での復路フライト。

この時は最初からバシネットでおとなしく寝てくれるという奇跡......!

だいたい3時間置きに起きておむつ替え、授乳の繰り返しでしたが、就寝はバシネットだったので落ち着いて映画を2本も見たり本を読んだりすることができました。

総合的に見ると、バシネットがあった分少しでも楽に休むことができたのでとても助かりました。

まとめ

赤ちゃんとの旅行はいろんな準備が必要です。バシネット席は赤ちゃんが寝てくれればパパ・ママへの負担は減りますが、肝心の赤ちゃんが寝てくれるかはその日の子供次第です。

抱っこの可能性もあるかもなと腹をくくって、寝てくれたらラッキーという心持ちでいれば気持ち的なストレスは少ないと思います。

この記事が子連れの国際線フライトでバシネット利用するか考えるヒントになれば嬉しいです。



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管理人のYukiです。

20代後半でコンサルティング会社を退職し、カナダに移住して9年目。現在はケベック州在住です。

カナダ東海岸のライフスタイルを中心に、語学・暮らし・旅行・刺激を受けた内容をありのままに綴っています。

 

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