こんにちは、夏になってハイキング熱がすっかり戻ってきている Yuki です。
6月中旬の夏のような暑さが始まったカナダの週末。何年かぶりにまだ幼い子供と犬を連れて、家族でカナダの山にハイキングに行ってきました!
今回選んだのは、ガイドブックにも載らない知る人ぞ知る、モンターニュ・ヴェルト(Montagne Verte)の往復4キロ弱のコース。
短い距離ですが素敵なスポットだったので登山の様子をご紹介したいと思います。
モントリオール付近でハイキングスポットを探している人、カナダのハイキングの様子を知りたい人は参考にしてみてください。
現地ローカルに人気の犬連れハイキングスポット
自宅を出発してから目的地には11時頃の到着。着くなり驚いたのが人の多さです!
ここはローレンシャン高原にある ローカルしか知らないような小さな山なのですが、自粛が緩み始めたばかりにもかかわらず車が道脇にずらっと停まっていました。
見渡してみると わが家と同じように犬を連れたグループやファミリーが多数。夫によると、このあたりでは犬連れでハイキングできる場所はそれほど多くないので犬も行ける場所は混雑するようです。
今回のハイキングコースは全コースは歩かず、目的地まで同じルートを行って帰る往復型へとアレンジ。地図から正確な距離はわかりづらいのですが、全部で4キロもなく片道のコースタイムは1時間弱。
地図で見るとちょっとした分岐点が2つありますが、悩むほどではなさそうです。
車で朝寝に入っていた息子をカーシートからチャイルドキャリーに移動させます。これが2回目のベビーキャリア使用なので、息子もめずらしがって、これはなんだ、ここはどこだと言わんばかりにあうあうと笑顔を見せながら話していました。
海外の小さな山でのハイキングでありがちなのが、山頂や展望スポットに屋根付きの小屋や日陰がないケースが多いこと。
息子はまだ生後8ヶ月なので 休む場所がなかったら困ると思い、携帯用テントを持っていくことにしました。
背中を痛めている夫は少し重いんだけどと言っていましたが、わたしたちの選択は間違ってなかったと後で知ることになります。
わたしたちが使っているのは日本で販売がないようですが、こんなタイプのベビー用テントです。
準備ができたら早速出発!
と登り始めたところで、犬がうんちをしました。笑
入り口付近だったので処理はすぐできましたが、ゴミ箱もない登山道だと持ち帰れるように匂いがでない袋が欲しいですね。
匂いがもれないゴミ袋はカナダで見かけたことがないので、日本へ一時帰国した時には買っておこうかなと思います。
カナダのワイルドな登山道を歩く
登り始めから山の洗礼を受ける
登り始め、さっそく入り口から滑りそうになる程の傾斜。3分も歩けば 呼吸が乱れてゼーゼー、はぁはぁしてきます。日頃の運動不足をすぐに痛感。
ほぼ5年ぶりのカナダの夏山ハイキングで、現地の人のハイキングは登山並みの気合がいるということを思い出しました。
舗装もないトレイルですが、健康な足であれば問題なく歩ける程度には整っています。ありのままの自然を歩きながら感じられるのはハイキングの醍醐味ですね。
そんな洗礼を受けながらも 山の奥へと一歩ずつ進んでいくと、入り口付近の人の声はどこか遠くへ行き、聞こえるのは鳥のさえずりと木々の揺れる音。それに輪唱する息子のあうあう声。笑
見渡す限りの緑と差し込む光が美しい中、すれ違う人は少なく、ありったけの自然を独占しながら登って行きます。
なにか動物に出会えるかなと思っていたところ、犬が不穏な動きをみせてその先にカエルを発見!
大振りですが完璧な擬態で、犬が向かっていかなければ気づかなかったと思います。こういう小さな発見が楽しいですね。
ローレンシャン高原を見渡す絶景
2回ほど水分補給を挟んで1時間弱で頂上に到着!大人だけなら30分もかからないであろう距離で、子連れでもあっという間でした。
到着してみて気づいた、意外といた多くの登山者。みなさん同じ時間帯に出発したのかな。
カナダでも山ではすれ違いざまに笑顔で挨拶を交わします。ここはフランス語圏なので、わたしは "Bonjour" だけか、 "Bonjour! Hi!" と両方いうことが多いかも。
しかし、このローレンシャン高原を広く一望できる景色には驚きでした!
まさに360度のパノラマビュー。この辺りは高い山があまりないので、丘っぽい長めですがそれでも壮大な眺め。
モントランブランリゾートのスキー場とトランブラン湖がはっきりと見えます。
紅葉の時期にきたら絶対に綺麗だろうな。
と、ここで夫が何かを見つけたようです。行った先には、"Will you marry me"...
なんとも素敵ではないですか!ここで誰かプロポーズしたのかな。
こんな素敵な場所でプロポーズされたら断るわけにはいかないでしょ!事前に登って書いて準備したのかな?愛情いっぱいで、一生の思い出になること間違いなしですね。
この山頂で30分ほどランチ休憩をしたのですが、大活躍だったのがミニテント。
ローカルな山なので、頂上に山小屋やレストハウスがあるわけもなく、展望スポットなので日陰すらもありません。登山ルートは木に囲まれて日陰だったのですが、頂上では日光を避けるアイテムが必要です。
というわけで、ランチ休憩の間はこのテントに息子を入れ、中で自由に動けるし虫の心配はしなくていいし、さらにはおむつ替えも楽にできるしでとても役立ちました。
ただ、日向だと中は暑くなるので、短い時間でも水分補給は忘れないように。
しっかりと目的を果たしたら下山
ずっとお昼寝のタイミングを逃していた息子が下山時にやっと就寝。
まだベビーキャリアに慣れてないからか、首の位置が少し辛そうだったので持ってきていたおくるみでもたれられる場所を作りました。
チャイルドキャリーだと座っているだけなので、案外日陰を歩いていると体は冷えやすく虫にも狙われやすいので、気温次第だとは思いますが長袖を着用してよかったと思います。
ただ、車に到着してカーシートに載せる前には、暑くなるのがわかっていたので半袖に着替えさせました。
というわけで、往復2時間ほどで無事にハイキングは終了しました。
まとめ
こういう小さな山に行くのも楽しいですが、トイレや水などの設備がないことの方が多いので、事前にリサーチをしてから行くようにするといいと思います。
アウトドアに出かけることが多い夏。週末のお出かけではガイドブックに載っていない自分だけのお気に入りを見つけてみてはどうでしょうか。
[…] ガイドブックに載らない!ローレンシャン高原のローカルな山をハイキングしてきた […]